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不動産用語集
- 強行規定 (きょうこうきてい)
- 法律の規定であって、公の秩序に関する規定を「強行規定」という。
また同じ意味で「強行法規」ということもある。
強行規定は、当事者の意思に左右される規定であると解釈されている。したがって、強行規定に反するような規約をした場合には、その規約をした場合には、その契約はその部分について無効とされる。
この反対に、当事者の意思によって適用しないことができる規定は「任意規定」という。
ある規定が強行規定であるかどうかは、その規定の性質に基づいて判断するのが原則である。例えば、民法の相続に関する諸規定は、社会秩序の根本にかかわる規定であるため「強行規定」であると判断されている。
これに対して、消費者や社会的弱者を保護するようないくつかの法律では、法律中で強行規定であることを明記している場合がある。
例えば、借地権の存属期間等について定めた借地借家法第3条から第8条については、借地借家法第9条で「第3条から第8条に反する特約で、借地権者に不利なものは無効とする」と明記されている。
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